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さんざんけなしておいて

さんざんけなしておいて、逆転裁判4クリアしましたー。
なんていうか検事のインパクトは薄かったのですが、性格が普通すぎて、ね。でも、それはそれでいいかなって。

牙琉響也。24歳かー。
個人的に弟茜のカプも好きだなーと思ったのですが、弟君って話書きやすそうだなぁって……。でもこれ以上ヒロイン増やすのも名前考えるのに時間かかるし……。ということで、いまの段階で考えているのは(考えるのはタダだし)兄貴はあんまり好みではないので除外です。

1.逆転裁判1~3ヒロインの妹
何故か:苗字を考える手間が省ける。なるほど君に接点ができる。
2.検察事務官
何故か:弟君に絡められる
3.刑事。茜ちゃんの同期
4.弁護士。

好ましいのは1だけど、3か4も面白そうだなぁ。

さっさとほかのことをやれという突っ込みは大歓迎です。(ってかさっさと何かアップしろ)



以下遊びで書いてみた逆転裁判1~3ヒロインと牙琉響也です。


デフォルト名:筒深 稔莉(つつみ みのり)








 出会いはささいな出来事だった。




 頻繁に訪れるわけではないが、よく訪れる地方検察署。
 幼馴染でもあるとある偉い検事にまたも用事で使われ(後で何かで埋め合わせさせるつもりではあるが)、稔莉は本日も大荷物でフロアに足を踏み入れた。

 エレベーターのボタンを押し、乗るべき箱が自分のいる階まで下りてくるのを待つ。
 その間にも、大荷物は腕に負担がかかって痛かった。

 急な頼まれごとだったために、いつもならばこの大荷物を運ぶ時は他の者に手伝って貰うのだが、頼む暇がなく運び手は稔莉一人である。


 この過酷な(稔莉にとって)労働の対価は一体何を要求しようかとエレベーターのランプが二つ上の階で点灯した時。


「失礼。お嬢さん、お手をお貸ししましょうか?」


 斜め後ろからスマートな声が聞こえた。


 “お嬢さん”そう呼ばれる年齢の女性は周りにいるだろうか。と辺りを首だけで見回してみるが、立っている人間は稔莉と背後の声の主だけであった。
 首を傾げる稔莉を見てか、斜め後ろからこもった笑い声が聞こえてくる。

 親切なのか不躾なのかわからないと思いながら、ゆっくりと振り返る。


 見た目がとてもジャラジャラしているスマートな青年がにっかりと白い歯を見せて笑っていた。

「……いえ、見ず知らずの方に手伝っていただくわけにはいかないので」

 見た覚えがあるかもしれないが、今のところ稔莉には見知らぬ人間であった。
 上品な紫のジャケットに黒のインナー。首からかけているのはやっぱりジャラジャラしている大きなロゴのようなマーク。洒落たサングラスから覗く瞳は優しげに輝いていた。
 失礼にならない程度に上から下までじっと見て、はたして今から向かう相手の若い頃とどちらが派手だろうかと考えてみた。

「これは失礼しました。私は牙琉響也。一応検事の端くれですので、……上階の検事殿のところへ資料をお運びの途中だとお見受けしますが」
「ガリュウ、キョウヤ……?」

 ガリュウ。がりゅう。がりゅう……。優雅な一礼をしている青年に見向きもせずに稔莉は頭の中の名簿をぺらりと捲った。

 牙琉。法曹界にしては珍しく検事と弁護士に分かれている兄弟。

「ああ、少し前に騒がれた検察局のサラブレッド……牙琉響也君ね」
「おや、あなたのような方にも私の名前を知っていただけたとは。光栄の至りですよ」

 それはどうも。と微笑を浮かべながら、耳はエレベーターがもうすぐこの階に到着する音を聞いた。

「手を貸してくださると言ってくださったことは嬉しいです。ですが、申し訳ないのですが頼まれた検事さんに“他の人間に触れさせるな”と言われたので」
「おや。それでは仕方無いですね」

 少し残念そうに肩を落とす青年に稔莉はなぜか微笑ましさを覚えた。
 この青年は下心も画策も何もなく、ただ稔莉を手伝おうとしてくれたのだろう。

「でも、お嬢さん、と呼ばれる年でもないと思うけど、少し手を貸していただけると嬉しいですね」
「そうですか? ……じゃあ、エレベーターボーイでも務めさせていただきますよ」

 軽快な音を立ててエレベーターの扉が開くと、すかさず入りこみ「開」ボタンを押し、「何階に行かれますか?」と聞かれ、会話がスムーズに進むことに少し好感を覚えた稔莉は微笑みながら目的の階を頼む。




 エレベーターの中では、青年がにこやかな世間話をしてくれた。そのおかげで稔莉はのんびりと話の相槌を打ち、たまに自分から話を振ったりして、短い時間もすぐに過ぎ去った。

「ありがとう、牙琉君。とても助かったわ」
「いえいえ。筒深さんの役に立つことができて僕もうれしいですよ」

 ちらりと稔莉がノックをした扉のプレートを見ると、青年はまたもにっかりと笑いながら去って行った。
 青年が立ち去るのを見送っている稔莉の目の前でノックからすぐに扉が開き、赤いひらひらの幼馴染があらわれた。

「急にすまなかった。どうしても信頼できる者に大至急届け……。ム、彼は……」
「それより御剣検事。腕が痛いので早く資料を置かせてください」
「ム、すまない」

 体の位置をずらしてくれた御剣の隣を通り抜けて資料を置く場所を探していると、すかさず隣から伸びてきた腕に資料はすべて渡って行った。
 手が空いたので、すかさず書類が大量にある机にスペースを作るとそこに御剣が引き受けた資料を置いた。

「彼は……牙琉検事、だったか。……その、歌うたいで忙しいと噂の」
「え、そうなの? いい子だったわよ?」
「…だが、君にこのような大荷物を持たせたまま彼は何を?」

 眉間に皺が寄る御剣の顔を見て、稔莉はあきれたようにその眉間に指を押しあてた。

「あのね、あなたが“誰にも触らせるな”って言ったから、私もあの青年の申し出を断って持ってきたの。それに彼はエレベーターの操作とかいろいろと手伝ってくれたわ。今度お礼しなくちゃ」

 それにしても。と稔莉は先ほどの青年を見て思う。
 じっと視線は御剣を見たままなので、すでに席に座り書類を手に取った彼は視線に居心地が悪そうに咳を何度かした。

「な、なんだ」
「うーん……。まあ、いいわ。今回の埋め合わせ、期待しているからね。みっちゃん」
「その呼び名には異議あり! だ」
「はいはい。怜侍君。おいしいランチ期待していますから」
「……ム、その。ナンダ……、今日は本当にすまなかった。感謝している……」

 恥ずかしそうに視線を外すと既に思考は書類へと向かっていた。


 こうなった彼をこちら側に呼び戻すには何かしらの証拠品がないと無理であることを知っている稔莉はそっと部屋から出て音がしないように扉を閉めた。

 来るときと違い一人でエレベーターに乗り、1階のボタンを押す。


「ガリュウ、キョウヤ……か」

 歌うたい。ということはアーティストだろう。裁判とトノサマンシリーズ以外に興味のない御剣が知っているということは相当有名らしい。
 まあ、現職の検事がアーティストとして活躍していたら話もよくされるのだろう。

 毎回検察局期待のホープは変わった人間が多い。

 ただ今回の青年は、ふつうではない普通なのかもしれない。


 1階にエレベーターが到着した音を聞いて、脳裏によみがえった検事就任時の御剣の服装を頭から振り払い、一歩箱から外に出た。

 これからどうしようか。

 昼あがりなので、いまから署に戻って帰り支度を済ませて、それからどうするか。


「筒深刑事さん」

 聞き覚えのある声に振り向くと、そこには壁にもたれかかった先ほどの青年が。
 しかも呼び方が刑事さんになっていた。

「牙琉検事」
「響也でいいですよ。だから僕も稔莉さんって呼んでいいですか?」

 無邪気な笑みを浮かべていてもサングラス越しだと少しあやしく見える。
 そんな演出が面白くて稔莉はくすりと笑った。

「いいわよ。響也君」
「刑事さんだったんですね」
「そうよ。ところで、響也君。お昼は済ませたかしら?」

 彼はきらりと、薄青色の瞳が光り、悪戯っぽい笑みを浮かべた。

「その先は僕に言わせてもらえませんか?」
「いいわよ」
「僕と、ギグのバラードをBGMに優雅にランチでもいかがですか?」




 青年と楽しくランチしたことを本人から聞いた御剣は、後日明らかに対抗したと思われるランチを稔莉にごちそうした。らしい。




**


 思いのほか長くなりました。
 絶対弟はほわほわ稔莉さんに懐くと思います。
 オドロキ君にはギグのチケットは2割引きで売りましたが、きっと彼女には特等席をプレゼントして、なぜか矢張が見に行く。みたいな。

 思ったよりも絡ませやすそうでした。でも、問題はこのヒロイン。誰相手?
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